信州ハム様株式会社様 ホームページ : http://www.shinshuham.co.jp
「FileMaker漬け」の4日間で、内製化のスタートダッシュを切ることができた
信州ハム株式会社様(本社:長野県上田市)は、同社基幹システムである生産管理システムの刷新にあたり、Claris FileMakerプラットフォームとiPadを利用した内製化を選択しました。
新しいシステムの構築を始める際に、担当者の土屋光弘氏と織部航氏は、株式会社U-NEXUSが実施しているClaris FileMakerトレーニングサービスの「FM-Camp」を受講しました。FM-Campは受講者自身の課題を題材とするマンツーマンの個別集中トレーニングで、土屋氏と織部氏は4日間(通常5日間)の完全カスタマイズコースを受講しました。
FM-Campの受講について、土屋氏と織部氏、またシステムの刷新を推進した小口昇氏にお話をうかがいました(各氏の現在の所属と役職は顔写真とともに記載しています)。
Q1. 受講した理由はどのようなことでしたか?
小口氏
基幹システムを置き換える必要に迫られ(※)、正直なところ、八方ふさがりになっていました。検討する中で、土屋から「FileMakerなら内製化できそう」と提案があり、取り組んでみることにしました。
信州ハム株式会社 取締役 生産本部長 小口 昇氏
土屋氏
iPadとの親和性が高いFileMakerは望ましい選択だと思い、提案しました。Claris社のハンズオンセミナーに参加したり自学自習したりしましたが、FileMakerでシステムをどう作るかを学びたいと考えて受講することにしました。
株式会社信州ハム・サービス シニアアドバイザー 兼
株式会社アルダス 代表取締役 土屋光弘
織部氏
私はシステム管理業務はしていたのですが、置き換えの期限は決まっていたので、短期のプログラムで学ぶ必要がありました。
(※内製化の経緯については、「お客様事例」★★信州ハム様のインタビュー★★の記事をご覧ください)
Q2. 受講を決定するにあたり何が決め手になりましたか?
織部氏:
自社のある長野県内で受講できるのが良かったですね。
土屋氏:
U-NEXUSはClarisパートナー(当時の名称はFBA)なので、信頼感もありました。
Q3. 受講した感想や成果はいかがでしたか?
織部氏
わかりやすかったです。「自社でこういうものを作りたい」というテーマを持ってトレーニングを受けたので、この4日間でおおよその方向性や構造はできました。受講前の予想よりも、先へ行けたと思います。
土屋氏
当時現場で使っていた日報の用紙をFM-Campに持参したので、ある程度のプロトタイプを作れる状態になっていたと思います。FM-Campのようなトレーニングプログラムは必要ですね。まずベースがわかっていないと、システム開発の入口に立つことはできませんから。4〜5日間、「FileMaker漬け」になる時間は重要です。
Q4. 初回の土屋様と織部様の受講後も、貴社の別の方がFM-Campを受講するなど、弊社とのつながりを継続していただいていますが、そのメリットはどのような点でしょうか?
織部氏
システム構築を進めていく中で課題が出てきた際などに、アフターフォローをお願いしていますね。
実は土屋と私が受講した後、ほかの社員もFM-Campを受講したのですが、残念ながらその内容を活用するには至りませんでした。中途採用や現場から長く離れていた社員だったために上手くいかないという経験でした。そのため、今後は叩き上げのプロパー人材を育成していく方向に変更しました。信州ハムでは、ITスキルよりも現場経験値の方が重要で内製化が上手くいくことがわかっただけでも成果となったと考えています。